●梶川信行編『初期万葉論 上代文学会研究叢書』(笠間書院)
5月上旬刊行予定です。

梶川信行編『初期万葉論 上代文学会研究叢書』(笠間書院)
A5・上製・400頁
ISBN978-4-305-60166-7 C3092
定価:本体8,000円(税別)
広がる「初期万葉の世界」!
定着した用語ながら、共通理解が未だ形成されていない「初期万葉」をあらためて捉え直す。
万葉史全体を見通し、東アジアという大きな枠組みをもって、多角的視野より一斉照射。
文字化された歌の歴史の始発を見据える。
【目次】
緒言
●初期万葉論の未来へ 梶川信行 1
Ⅰ基調報告
●《初期万葉》の「雑歌」 梶川信行 11
【《初期万葉》の「雑歌」の所在/「雑歌」の作者層とその倭歌史的位置づけ/《初期万葉》の「雑歌」の諸相/結】
Ⅱ資料的アプローチ
●初期萬葉の資料についてー額田王関係歌稿ー 廣岡義隆 65
【はじめに/「四種類」の歌稿/巻第一・巻第二の他の歌々と「歌稿」と/「歌稿」における具体的な用字の検討/用字の検討結果から/おわりに】
●書記テクストとしての磐姫皇后歌群 廣川晶輝 89
【はじめにー本論の立場、問題設定ー/当該書記テクスト上の磐姫皇后〈像〉、その〈造型〉の方法・システム】結び】
●巻四・巻頭歌「難波天皇」をめぐってー八世紀における孝徳天皇像ー 八木京子 144
【はじめに/難波天皇について/孝徳朝の歌うた/●撰ばれなかった歌ー巻三・巻四ー/定型短歌の黎明ー仮託ということー/おわりに】
Ⅲ文学史的アプローチ
●斉明四年十月紀伊国行幸と和歌ー初期万葉の諸問題ー 影山尚之 167
【はじめに/斉明天皇四年という画期/斉明天皇紀伊国行幸/建王追慕口号歌三首/類聚歌林と「代作」論/額田王と中皇命の従駕歌/むすび】
●初期万葉の「反歌」ー反歌成立に関する一詩論ー 大浦誠士 213
【はじめに/反歌史をめぐる研究史と問題点/初期万葉の「反歌」/歌の伝承と記定/額田王三輪山歌の「反歌」/反歌の成立ー人麻呂の反歌ー/「反」字の用法と「反歌」の語義/おわりにー初期万葉をどう見るかー】
Ⅳ比較文学的アプローチ
●記紀歌謡から初期万葉歌への変遷に見る外来思想ー「国見歌」と「望祀詩」の比較を中心にー 孫久富 243
【はじめに/「望祀」の遡源と資料の追跡/「国見」歌の変遷と「望祀」思想の受容/「登高望祀」から「登高能賦」への変移】
●額田王の「思近江天皇作歌」と宮怨詩 劉雨珍 275
序 先行諸説の再検討 簾と宮怨 秋風と怨詩 結
Ⅴ作品論的アプローチ
●軍王山を見て作る歌 平舘英子 297
【はじめに/題詞の意図/山を見ること/長歌と反歌/題詞と歌】
●「天皇の崩ります時に、大后の作らす歌一首」について 村田右富実 316
【はじめに/訓の問題/研究史/表現論/むすび】
Ⅵ研究史的アプローチ
●「初期万葉」の誕生ー研究史とその影響についてー 野口恵子 339
【「初期万葉」の出発/「初期万葉」の研究史的意義/まとめ】
あとがき 355






























































































































































